日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医1種

〒985-0853 宮城県多賀城市高橋5-10-1
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心臓疾患

以下のような症状はないですか?

・呼吸が早い

・のどにつまったような咳・喀血

・舌の色が紫色・白い

・疲れやすい

・ふらつく

・失神

・足のむくみ

・血尿

動脈管開存症(PDA)

・犬で最もよくみられる先天性の心疾患です

 ※無症状(初期)、咳(えづくような)、疲れやすいなど

・聴診(心雑音)、超音波検査にて診断

・外科療法

手術前
手術後
PDAは早期発見・早期治療が重要です

先天性の病気なので、ワクチン接種時などに見つかることが多いです。

※子犬の時でも、定期的な病院での診察(聴診等)は大切です。

僧帽弁閉鎖不全症(MR)

僧帽弁閉鎖不全症(血液の逆流)

・心臓の僧帽弁(左心房と左心室の間にある弁)が閉鎖不全となることにより、様々な症状(※)を引きおこす心臓病

 ※咳(えづくような)、疲れやすい、呼吸困難、ふらつき、失神など

 ※心拡大による気管・気管支軟化症にも注意

・聴診(心雑音)、X線検査、超音波検査にて診断

・治療は支持療法(内服・ネブライザー)、外科療法

治療前
(MRによる肺水腫)
治療後
肺水腫は早急な治療が必要です

僧帽弁閉鎖不全症が進行すると肺に水がたまります(肺水腫)。

早急な治療が必要ですので、呼吸が早くなるようなら病院へ。

心筋症(肥大型心筋症、拡張型心筋症等)

愛犬「らいす」

・主に、肥大型心筋症、拡張型心筋症がある

 ※猫は肥大型心筋症が多い(甲状腺機能亢進症に要注意)

 ※私の愛犬「らいす」は「7歳」の時に「拡張型心筋症」を発症し、2ヵ月後に「循環不全による腎臓病(尿毒症)」にて亡くなりました。

・聴診、X線検査、超音波検査にて診断

・支持療法(内服、ICUでの酸素吸入、胸水・腹水抜去等)

X線検査(胸水貯留)
X線検査(胸水抜去後)
心筋症は予後が悪い病気です

呼吸が早い、ふらつく、疲れやすい、足が冷たい、足をひきずる等の症状が認められたら早急に病院へ。

特に循環不全による肺水腫・胸水・腹水・血栓・全身のむくみ・急性腎障害などの症状が出るので要注意です。

フィラリア症(犬糸状虫症)

フィラリア(糸状虫)

・心臓に寄生する虫(フィラリア)によって生じる心臓病

・咳・腹水・呼吸困難・黄疸・喀血・血尿等さまざまな症状をしめす

・血液検査(フィラリア検査)、X線検査、超音波検査にて診断

・治療は支持療法、外科療法

X線検査
(右心拡大・肺動脈拡張)
X線検査
フィラリア予防は忘れずに・・

フィラリアは心臓に寄生することにより全身状態を悪化させます。 ※肺高血圧症に注意

フィラリアを感染させる「蚊」の発生時期に合わせたフィラリア予防が重要です。

※予防時期には地域差がありますので、詳細は当院までお問合せください。

その他

三尖弁閉鎖不全症

三尖弁閉鎖不全(TR):三尖弁(右心房と右心室の間にある弁)が閉鎖不全になることで様々な症状(※)をひきおこす

 ※咳、腹水、失神、むくみ、疲れやすい、呼吸困難など

 ※先天性(三尖弁異形成)と後天性(フィラリア症等)がある

肺動脈狭窄症(PS):肺動脈が狭くなっている先天性の心疾患

 ※狭窄によって心臓の負荷が増加→血行動態の変化や失神

 ※治療:内服、外科(バルーンカテーテル等)など

房室ブロック:不整脈のひとつ。不整脈の種類によっては、「ペースメーカーの埋め込み」が必要になることもあります

 ※刺激伝導系の変性、炎症、薬物、迷走神経緊張の亢進等で引き起こされる

 ※第3度房室ブロックへの移行に要注意です

肺動脈狭窄
心電図検査
(第2度房室ブロック:MobitzⅡ型)
いつもと変わった症状があれば病院へ

普段とは違う症状(※)があれば、精査をおすすめいたします。早期発見・早期治療が重要です。

※咳、腹水、失神、むくみ、疲れやすい、呼吸困難など

心臓腫瘍

心臓腫瘍(血管肉腫)

・心臓に発生する腫瘍(※)です。

 ※血管肉腫・心基底部腫瘍等

・視診(舌色蒼白)、X線検査、超音波検査にて診断

・治療は抗がん剤、分子標的薬、支持療法(ICUでの酸素吸入、胸水・腹水・心タンポ液抜去等)

超音波検査
(心臓腫瘍)
超音波検査
(心タンポ)
抜去した「心タンポ液」
心タンポナーゼ(心臓周囲に液体貯留)に注意

心臓に発生する腫瘍(血管肉腫等)にて心臓周囲に液体が溜まります(心タンポナーゼ)。

治療が遅れると急変しますので、早急な対応が必要です。

※腫瘍がなくても溜まる事もありますので、要注意です

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