日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医1種
〒985-0853 宮城県多賀城市高橋5-10-1
JR仙石線 中野栄駅より徒歩10分 / 仙台東部有料道路 仙台港北ICより車で10分
駐車場あり
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15:30〜18:30 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
※新患は10:00(17:00)までの受付となってます
・リンパ系組織(体表・体腔内リンパ節・肝臓・脾臓)や節外(中枢神経系・鼻腔等)から発生し、様々な症状(呼吸困難・貧血・嘔吐・下痢・神経症状・皮膚症状等)を引き起こします
・多中心型・縦隔型・消化器型・皮膚型・節外型などに分類
※猫は白血病ウイルス(FeLV)/エイズウイルス(FIV)陽性で発症リスクが高まる
・細胞診や組織検査(遺伝子検査)にて診断
※Tcell、Bcell、High grade(高悪性度、未分化、低分化)、Low grade(低悪性度、高分化)等
・抗がん剤治療がメイン(局所のみなら外科・放射線治療も考慮)
リンパ腫は高悪性度と低悪性度に分類されます。特に高悪性度(未分化)のリンパ腫はとても進行が早いので、早急な治療が必要です。
犬では「多中心型」が多く、抗がん剤治療がメインになります。
猫は白血病(FeLV)やエイズウイルス(FIV)感染にて発生率が増加するとされています。
・皮膚・皮下組織・内臓(肝臓・脾臓・消化管等)に発生し、高ヒスタミン血症などによる胃潰瘍・低血圧性ショックや触診などによるダリエ徴候(紅斑・浮腫・皮下出血・掻痒)などが認められます
・細胞診や組織検査にて診断
・外科治療がメインですが、悪性度が高い症例(or 多発症例)には放射線・抗がん剤・分子標的薬等の治療
肥満細胞腫は「偉大なる詐欺師」と言われるように、様々な形態(イボや脂肪腫みたいな外見)をとります。細胞診検査で診断がつかない場合でも、術後に肥満細胞腫と診断される場合もあります。
悪性度の高い肥満細胞腫は既にリンパ節転移している可能性が高く、特にマズルの肥満細胞腫は要注意です。
・非腫瘍性の反応性組織球症と腫瘍性の皮膚組織球種(良性)・組織球性肉腫(悪性)に大別されます
・組織球性肉腫は更に局所性、全身性(播種性・血球貪食性)に分類されます ※バーニーズ、フラット、ラブラドール、ゴールデン、コーギーなどに多い
・細胞診や組織検査(免疫染色)にて診断
・反応性組織球症:自然退縮するもの(皮膚)や免疫抑制剤が治療の主体となるもの(全身性)もあります。
・皮膚組織球腫:主に若齢に発生する良性腫瘍。ドーム状の赤色腫瘤が特徴です。自然退縮することが多いです。
・組織球性肉腫:局所性であれば外科+抗がん剤、全身性であれば抗がん剤治療が主体となりますが、予後不良です。
※私の愛犬「ダディ(バーニーズ)」は「9歳」の時に「肺の組織球肉腫」が見つかり、3ヵ月後には全身転移し、「DIC、CO2ナルコーシス等」にて亡くなりました。
・主に髄外性形質細胞腫と多発性骨髄腫に大別される
・髄外性は骨髄以外の場所(皮膚・口腔内・口唇・大腸等)、多発性骨髄腫は骨髄で腫瘍性増殖する
・髄外性は細胞診や組織検査にて診断
・多発性骨髄腫は以下(※)の2項目以上で診断
※X線検査(骨:パンチアウト像)・血清タンパク電気泳動(モノクローナルガンモパチー)・骨髄検査(形質細胞の増殖確認)・ベンス・ジョーンズタンパク尿の検出
・髄外性は外科、多発性骨髄腫は抗がん剤治療
・髄外性形質細胞は通常良性ですが、消化管に発生する場合は転移が生じる場合もあるので要注意です。
・多発性骨髄腫では骨溶解や高ガンマグロブリン血症による過粘稠度症候群(出血傾向・循環不全・腎機能障害・神経症状・眼症状等)などが認められる
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