日本獣医がん学会 獣医腫瘍科認定医1種
〒985-0853 宮城県多賀城市高橋5-10-1
JR仙石線 中野栄駅より徒歩10分 / 仙台東部有料道路 仙台港北ICより車で10分
駐車場あり
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8:30〜11:30 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | 〇 |
15:30〜18:30 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × | × |
※新患は10:00(17:00)までの受付となってます
皮膚には様々な腫瘍ができます。良性であれば切除にて治りますが、悪性腫瘍の中でも独立円形細胞腫瘍(※)には要注意です。 ※肥満細胞腫・リンパ腫など、悪性度の高いものが隠れています
本症例は、頭部に発生した軟部組織肉腫です。軟部組織肉腫は浸潤性が強く、周囲組織への固着が強い腫瘍です。
外科+放射線治療または外科(骨切除等)がベストですが、ご家族様と相談し、専門施設への通院が困難とのことから今回の治療(緩和目的)となりました。
・手術困難な腫瘍外科(鼻腔腫瘍・咽喉頭腫瘍等)に使用します
・超音波乳化吸引器にて腫瘍を吸引し、レーザーをあてる(光線温熱)治療です
※麻酔下での治療になります
・治療目的は緩和目的で、複数回の処置が必要です
悪性腫瘍の治療には外科・放射線・抗がん剤がメインとなります。
それ以外の治療として、内服(分子標的薬や免疫療法等)もありますが、光線温熱療法(+sonocure)は、外科手術が困難な場所・放射線施設への通院が困難な場合・内科(抗がん剤・内服等)に反応が悪い場合などに検討する治療(緩和目的)となります。詳細は当院までご来院ください。
・副腎に発生した腫瘍(※)を摘出する手術
※褐色細胞腫、副腎皮質腺癌等
・CT検査等を行い、十分な手術計画が必要
※カテコラミンサージによる急変に注意
副腎腫瘍の中でも特に「褐色細胞腫」は、「出血・血栓塞栓症・不整脈・低/高血圧」のリスク等、とても手術難易度の高い腫瘍です。麻酔管理もとても重要なので、専門施設での手術も要検討です。
副腎腫瘍(機能性皮質腫瘍)が原因の「クッシング症候群」では手術の検討(※)が必要です。
※術後合併症(出血・血栓塞栓症・術後アジソン症)に注意
◎猫の副腎腫瘍では、『アルドステロン分泌→低K血症→筋肉融解症』に要注意です。
※下写真の症例は、血中アルドステロン濃度 3100.74ng/dl でした(当院の正常猫:5.9ng/dl)
・胃に発生する腫瘍には、良性腫瘍や悪性腫瘍(※)があります
※悪性腫瘍にはリンパ腫や腺癌などがあり、予後は悪い
・悪性腫瘍は浸潤性が強く、吐血や食欲不振による体重減少など、全身状態を悪化させます。
・X線検査(造影)、内視鏡検査、CT検査にて診断
・外科・抗がん剤等の治療
胃に発生する腫瘍は、症状のない良性腫瘍(平滑筋腫等)もあれば、難治性の嘔吐(吐血)を引き起こす悪性腫瘍(リンパ腫・腺癌等)もあります。疑わしい場合は、精査(内視鏡検査・CT検査等)をおすすめいたします。
・消化管に発生した腫瘍を摘出する手術
※良性腫瘍(平滑筋腫)と悪性腫瘍(リンパ腫、腺癌、軟部組織肉腫等)がある
※腫瘍増大による消化管閉塞により、腸重積・消化管穿孔などがおこり、全身状態が悪化します
・腫瘍摘出+消化管吻合(※)
※切除困難な場合(広範囲に浸潤)はバイバス手術も検討
消化管の内腔(通り道)へ腫瘍が浸潤すると、消化管の閉塞がおこります。
閉塞状態が続くと、消化管への負担が大きくなる→消化管に穴があく(消化管穿孔)→腹膜炎等で急変します。
早期治療をおすすめ致します。
・尾に発生した腫瘍を摘出する手術
※自咬症でも行う術式
尾に発生する腫瘍(特に悪性腫瘍)は浸潤性が強く、骨溶解をおこすこともあります。
十分な切除範囲(マージン)を確保するには、断尾術となるケースが多いです。
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